(株)熊谷組経営企画本部
岸 研司 10組(埼玉)
土木と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか? 自然環境破壊、政治癒着の公共事業、泥と汗にまみれる現場作業員等々、土木といえば泥臭くダーティーなイメージ・・・。
そういう一面は否めないが、ピラミッド、万里の長城、フーバーダム、ドーバー海峡トンネル、本州四国連絡橋・・・、いにしえより土木技術者は、人間の幸福や社会の豊かさづくりに雄大なロマンをかけてきたのです。
次に、我々の身近な生活を思い起こしてみよう。何気なく蛇口を捻ると出てくる水、スイッチオンで電気がつき、ガスも使えて美味しい食事。家を出ると舗装道路がごく普通に続き、交通機関が多くの人を運んでくれる。橋を渡りトンネルをくぐって遠出も可能、インターネットも思いのまま・・・そう、生活のあらゆる面を土木が支えているのです。
講義では、土木技術者の端くれである筆者が、建設現場や設計業務を通して得た経験に基づき、土木技術や建設業の実態などをクイズを交えてわかりやすく紹介し、土木の大切さ、魅力や面白さについてお話いたします。また、建設業の抱える課題も踏まえて、皆さんと一緒に、将来の国づくりを考えることができればと思っています。
(話題例)
・土木技術者とは何ぞや?地球の医者だ!
・ここが大きく違う、土木と建築
・一人ひとりがプロジェクトXの主人公
・社会基盤整備における日本の現状と今後
・歴史に見る国づくりと土木
・目を見張る建設先端技術と職人技の世界
・建設業はGDPの10%以上の巨大産業
・ものづくりはチームワークが決め手
・建設現場は人生の縮図
・これが未来都市だ! 等々
「ようこそ先輩」を終えて
10組 岸 研司
「土木」の大切さ、おもしろさを伝えると共に、社会基盤について個々人が考えるきっかけを作れればと思い講義に臨んだ。
なんとか生徒の皆さんと言葉のキャッチボールを行いながら講義を進めようと思ったものの、これだという興味のポイントが見いだせず悪戦苦闘。時間も思ったほど余裕がなくあせりましたが、いい経験をさせてもらい感謝しています。
生徒の皆さんを見ていて感じたのは、若さに満ちていいなあということです。前途洋々たるこれからの人生に向け、今回の講義が、多少でも技術者としての心構えの形成にプラスになれば幸いと思っています。
タイトルに「土木」という語句が入っているので、女性の生徒さんは皆無だなと思っていましたが、紅一点かわいい女生徒が聴講して下さったのもうれしい限りでした。
ようこそ先輩
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