(財)リバーフロント整備センター研究第一部
斉藤 重人 11組(東京)
今を去ること約30年前「覚えるのが少なくてすむのはどちらだろうと理系に進み、あまり緻密な作業は向いてないし、スケールの大きなものが作れるに違いない」と、深く考えずに進んだ道が土木でした。
今回は土木ってどんなことをしているのかについてお話したいと思います。最も私は公務員の立場としての経験しかないので、土木全体についてとはいかないかも知れません。
それでは土木にはどのような分野があるのでしょうか。施設別には(1)道路、(2)河川、(3)都市、(4)交通、(5)海など。材料で分けると(a)土、(b)水、(c)コンクリート、(d)鉄など。仕事の内容としては[ア]計画、[イ]設計、[ウ]工事などに分類できます。
私は大学に入って驚いたことがありました。例えば、川の水が方程式にしたがって流れている。海の波の大きさも方程式で解く。土木工学とは英語で『Civil Engineering』、そうですエンジニアなのです。
大学卒業後、福井県庁に勤務して皆さんが日常生活で利用している、道路や河川の整備を進めてきました。例えば、足羽川に架かっている桜橋は私が監督しました。これから何十年かは、私がこの世にいなくなっても、市民や県民の皆さんに利用していただけると信じております。今回、福井県で進められている道路や河川の整備についても具体的にいくつか話したいと思っております。
土木と言うとどこか泥臭く、危険で、スマートさに欠けるイメージがあるようですが、様々な立場や職種があります。また、屋外での仕事の機会も多くアウトドア派の人には向いているかもと思います。
時間があれば、長年付き合ってきた野球との関わりについてもお話しようと思います。
「ようこそ先輩」を終えて
11組 斉藤 重人
話の内容や順序を充分に考えていたわけではなく、アドリブで乗りきってしまいました。生徒の皆様ありがとうございました。
参加している生徒さんの中に、女性が4人もいたこと。また、文系の人もいたことから、はじめ用意していた、土木の話だけではなく今までの経験や、都会暮らしで感じることなどを加えてみました。
ただ話をはじめてみると、1時間は案外短かった。最後の方はちょっとあわててしまいました。
生徒の皆様は、眠かったでしょうが、何とかいねむりもせずつきあっていただきました。学生の方にいくつか問題を投げかけましたが、解っていても、明確な意思表示はしてもらえませんでした。最近の特色かなとちょっとさびしく感じました。
ようこそ先輩
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